うまく会話が続かないな…。
何を話せば良いのかな…。
こんなことで悩むことはありませんか?
このように考えてしまうのは「会話は自分が発信するもの」と考えているからです。
しかし実は、会話は自分が楽しい話を発信すれば良いわけでもありません。
特に相手に好印象を持ってほしい時に必要なことは「楽しい話をしてあげること」ではなく、「相手にうまく質問すること」が重要です。
話すことは、実は脳にとって快感をもたらします。
その結果、快感を感じると「この人といると気持ちが良くなる」と思ってもらえます。
よって、質問がうまい人は人から好かれ、継続的な良い関係を築くことができます。
そこで、今回は相手に好かれる会話のテクニック「フォローアップ・クエスチョン」について書いていこうと思います。
- 会話を盛り上げたい人
- 相手に好かれたい人
- コミュニケーションに苦手意識がある人
フォローアップ・クエスチョンとは?
「フォローアップ・クエスチョン」というとわかりにくいですが、端的に言えば「相手に質問をして、その質問を深掘りしていくこと」です。
普段の会話の中で意識せず、できている瞬間もあります。
しかし、意外と好かれたい人や場を盛り上げたいと思うと「自分の話をしないと」を考えてしまい、大事な時にできていないケースが多いのも事実です。
つまり、アピールしようとすると逆に失敗してしまうということです。
会話において快感に感じる瞬間は「自分の話をしている」時です。
たとえば、具体的にどのような会話か例を挙げます。
まずはダメな例からです。
これは、極端な例に見えますが、実は普段の会話で無意識にしてしちゃったりします。
無意識にこのような会話の仕方を続けていると、いざ誰かに好かれたいなと思った時にそのようなコミュニケーションをしてしまいます。
フォローアップクエスチョンではどうするかというと以下のようになります。
このように質問は基本的に疑問系で返すことが大事です。
相手が話しやすいようにすることで気持ちよく会話することができます。
相手が話したいことを質問する
モテる人は、質問の回数が多いです。
特に「どんな質問をするか」がとても上手いです。
では、どんな質問が上手かというと「自分の聞きたいこと」にフォーカスせず、「相手が話したいこと」にフォーカスすることです。
この場合、一番良いのは相手が話したことに対して、質問をしていくことです。
話した内容は相手にとって、興味や関心があることです。
この内容にフォローアップ・クエスチョンをすると自分が聞いていることをアピールしやすいし、何より相手の興味・関心が自分に向きやすいので非常に効果的です。
しかし、そううまくもいかないこともあります。
その時は、たとえば、相手の持ち物を褒めるでも良いし、相手の性格を褒めるでも良いです。
その回答から相手が話しやすい、または話したいと思う部分を探していくことと良いです。
たくさん質問しよう
とある研究では、「モテる人は質問力あり、質問の回数が多い」ため、また会いたいと思われることが多かったようです。
この研究では、「15分間に9回以上の質問した人」は「15分間に4回以下の質問した人」よりも50%もまた会いたいと思われていたそうです。
しかし実は、15分の間に9回質問するというのは割と難しいです。
そのため、慣れるまで意識して質問していくといいですね。
ここで、大事なのは「フォローアップ・クエスチョン」に加えて、リアクションも大事です。
へぇー!!そんなことあったんですね!それで?その後どうなったんですか!?
のように多少オーバーなリアクションをすると相手に興味を持ってることが伝わり、好感度が上がります。
もちろん、相手の嫌がることを質問し続けると嫌われますので、相手が話したいことにフォーカスしてくださいね。
アイブロウフラッシュを使う
アイブロウフラッシュは、相手と出会った時に一瞬だけ眉を上げる表情のことです。
この表情は、相手に対して好印象を与えたり、親近感を持たれたりします。
この表情は、質問する時にも効果的です。
そのため、相手の話を聞いた時、眉を上げてリアクションをしつつ、フォローアップ・クエスチョンをしていきましょう。
親密度が高まるテクニック
エスカレーティング
質問は、浅い部分から徐々に深い部分へ話題に入っていくことが大事です。
こちらは、決して個人情報を聞き出せということではありません。
深い部分とは、相手の感情が動く部分に入り込んでいくことです。
よくある失敗に同じところで足踏みしていて、深い部分に入り込んでいけないパターンがあります。
ほとんどの人は、この失敗をしてしまうので注意しましょう。
大事なのは相手の喜びや悲しみなど深い感情に関わる部分を質問していくことです。
また、それも急に土足で相手の感情の部分に踏み込んではいけません。
徐々に、感情の部分に関わる質問に踏み込んでいくことが大事です。
特に相手から感情的なワードが出てきたり、相手が笑ったりすると相手の心が動いているかわかりますので、観察してみるのもいいですね。
互恵性(ごけいせい)
互恵性とは、相手から受けた好意などと同じくらいのものをお返しすることです。
逆に自分が相手にしたことと同じくらいのことを自分にしてくれると期待することも含まれます。
これは、質問をたくさんすることは良いことなのですが、「質問攻め」にならないようにする、ということです。
ダメな例は以下のような形ですね。
この会話は楽しくないですね。(笑)
極端な例を出しましたが、これだとロボットと話しているな気持ちになりそうですね。
ここでは、自分の感情などを織り交ぜて会話すると自然になります。
これだと会話が盛り上がりつつ、相手にうまく質問できてますね。
ここでは、相手に共通点がありますということを伝えつつ、フォローアップ・クエスチョンすると良いですね。
上の例で言えば「流行りの歌なら聴くよ」という浅い部分ですが、ちゃんと共通点があることを伝えつつ、相手の話を聞いていることも伝えれてますね。
ただ質問するだけではダメということですね。
個人的な話をする
質問していく過程で、徐々に個人的な話題にしていくことが非常に重要です。
腹を割って話す、という言葉がありますが、個人的な話をするということはそれだけでお互いの親密度を表します。
会話の中で、唐突に個人的な質問をすると「何この人…。」と思われてしまいます。
そのため、フォローアップ・クエスチョンの中で個人的な話題に触れる部分を少しずつ増やしていくことが大事です。
上記の会話の例から続けていくとこうなりますね。
このように会話すると、徐々に個人的な話題に入っていけますね。
自己開示をしていく
質問は、一方的に個人的な質問をされていくと人は不安になっていきます。
そのため、まずは自分からオープンになっていくことが大事になります。
心理学には「返報性の原理」というものがあります。
そのため、自分がオープンにを話していくと、相手も返してあげないとという気持ちが生まれます。
個人的な話のフェーズにいくと少しずつ相手に壁が生まれてきます。
そのため、その壁を突破するためにまずは自分のことを伝えるようにしましょう。
たとえば、上の例で「恋愛の話」に持っていこうとしたとします。
その時、相手から話させるようにすると急にシャットアウトされることがあります。
恋愛の話はだいぶ個人的な話だから壁が高いんですね。
ここでのコツは、まず自分から自己開示を行うと良いです。
このような形で会話をすると、返報性の原理もあって相手に自己開示させやすくなります。
親密行動をする
こちらは、いわゆるボディータッチですね。
もちろん、ベタベタ触るというわけではないではないですよ。
いかに相手に近づくかって話ですね。
特にポイントは「自然なボディータッチ」を意識してください。
会話の中でツッコみを入れる時に肩に触れるとか、どこかにいく時に「こっち、こっち」と言って相手に触れるなどのフランクな親密行動にしましょう。
一番しやすいのは、知らない土地に行った時とかスポーツしている時などはしやすいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると以下のようになります。
- 相手の話したことに対して、フォローアップ・クエスチョンをする
- アイブロウフラッシュをしてリアクションをとる
- 徐々に相手の感情について触れる質問をする
- 自己開示をしつつ、より個人的な話をしていく
- できれば、ボディータッチなど親密行動する
このようなトークテクニックがあれば、相手にとって気持ちの良いコミュニケーションができますし、自分の聞きたいことも聞けます。
気をつけることは、相手が話したいことを聞くということ。
つまり、自分が聞き出したいことばかりを優先してはいけません。
あくまでコミュニケーションで大事なことは相手を気持ち良くさせることです。
ここを意識して、このフォローアップ・クエスチョンで親密度を上げていきましょう!