2024年現在ではインターネット上でやり取りのできる通貨として「仮想通貨」は広く知れ渡りました。
以前は、「詐欺が怖い」、「損をする」などネガティブな情報が耳に入ることが多かった印象ですが、個人的には少しずつ市民権を得ているように感じます。
しかし、今も根強く危険性を考える人に向けて、仮想通貨を「実際の買うとしたら危険性は?」ということに回答できる記事を書いていこうと思います。
今回は、以下の書籍を参考に仮想通貨について書いていこうと思います。
- 仮想通貨ってそもそも何?という人
- 仮想通貨って危ないの?という人
- 仮想通貨を購入するか悩んでいる人
仮想通貨「ビットコイン」について
仮想通貨といえば、「ビットコイン」と考える人も多いかと思います。
それほど、仮想通貨の中で有名な銘柄です。
そもそも仮想通貨とは、紙幣の「円」や「ドル」のように「ビットコイン」を筆頭に「イーサリアム」など他の銘柄もあります。
つまり、「お金」であることには変わりはありません。
しかし「お金」でも、紙幣のように物理的なものではありません。
仮想通貨とは、インターネット上のデータの通貨を指します。
イメージとしては、ソーシャルゲームの「オーブ」や「ジェム」に近いかもしれません。
ソーシャルゲームをしている友人と会話する際に「課金した?」なんて話すことは日常的にあるかと思います。
課金とは、現金をゲーム内で「オーブ」や「ジェム」として購入することです。
「オーブ」や「ジェム」はゲーム内のアイテムを手に入れるために消費します。
仮想通貨は安全?危険?
仮想通貨の購入は危険なのか?
結論から言うと、自己責任です。
しかし、そう言われるだけでは「購入するのはやめよう」となってしまいますよね。
もう少し言うと正しく購入すれば、うまく運用はできます。
考え方は、株等の投資と同じです。
時価で価格が変動しますので、その値を確認して購入することが大事です。
セキュリティ面ではどうなのか?
セキュリティを考えるうえでは、現金紙幣と仮想通貨を比較するとわかりやすいです。
現金などの紙幣は、銀行に預けていますね。
これは、自分でお金を持っていることが怖いため、銀行を信用して預けているということです。
仮想通貨はデータのお金を暗号化して堅牢なサーバーが銀行の代わりに管理しています。
さらに、管理も複数のサーバーで分散的に管理しています。
では、ここで質問です。
銀行と管理サーバーのどちらが危険でしょうか?
銀行は、警備体制が整っていて安全でしょうか?
インターネットは警備体制が整っていないのでしょうか?
銀行だってシステムハッキングや強盗が起きるかもしれません。
もちろん、仮想通貨の管理サーバーもハッキングされる可能性だってあります。
つまり、2024年現在、銀行もインターネットもセキュリティが日々強化されているため、どちらの安全性も危険性も大きな差がないと個人的には思います。
まとめると以下のような形でしょうか。
銀行
銀行のシステムによって現金が管理されている。システム障害や強盗、倒産のリスクなどの危険性があるが、保証金はそれぞれの銀行によってある。
仮想通貨
サーバーで仮想通貨が管理されている。ハッキングなどの危険性はあるが、購入した仮想通貨取引所(仮想通貨の銀行のようなもの)の保証によって担保はされる。
歴史の浅いものであり、先行きが想定できない(価値が低下するなど)。
ビットコインは損をする?
盗まれる可能性あるの?
「ビットコインで損をした」というお話は聞いたことがあるかと思います。
そのため、ビットコインは危険なんじゃないか?と思われる方もいるかとは思います。
しかし、それは「ビットコイン」が危険なのではなく、「仮想通貨取引所のシステム」が問題だったという事実があります。
以前、大々的なニュースとなり、仮想通貨は危険と思われがちです。
しかし、当時はできたばかりの仮想通貨取引所のシステムをハッキングされ、ビットコインが奪われたため、損をしたと言うニュースでした。
ビットコインが生まれてから急激に多くの人に知られることとなりました。
では、まだ奪われる危険性があるのかどうか?
結論は、システムは日々、改善されているようため「比較的」安全にはなっています。
当時は、急増した購入希望者のため、仮想通貨を取り扱うインターネット上の銀行がちゃんと整備されていなかったことにより起きた事件です。
それからセキュリティは強化されています。
しかし、完全に安全を約束することはできません。
これは、銀行システムのハッキングや強盗が絶対に来ないか?と聞かれた時に、100%を約束することができないことと同じかと思います。
価値がなくなって損をする可能性は?
ビットコインでも紙幣でもそうですが、そのものに価値があると決めているのは「人々」です。
紙幣は、大雑把に解説すると「日本銀行がお金と言う紙を刷り、その紙は物と交換するほどの価値がある」と定めているから価値があります。
仮想通貨は、物と交換できる領域は狭いですが、原理としては紙幣と同じです。
仮想通貨は「お金を出してでも買う価値がある」と人々が判断すれば金額は上がっていきます。
円安やドル高に近い考え方ですね。
そのため、人々が価値を見出しているのかと言う日々のチェックと社会情勢による変動を追っていく必要があります。
ただし、急激に価格が下がり、無価値になるには時間があるため、寝かせておいておくという投資信託のような考え方も一つではあるかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
仮想通貨がどのようなもので、危険性があるのか、それとも資産として持っていた方が良いのか、考えるためのきっかけになれたでしょうか?
ビットコインとは、もう世に出てから10年以上にはなりますが、広い目で見ればまだまだ新技術です。
そのため、大きな額での投資だったり、レバレッジ取引をするとやはり危険かなと考えます。
もし仮想通貨へ投資する際は、小さな額で運用を始めることで大きな損は避けられます。
なお、これらのことを理解した上で、仮想通貨での投資を始める場合、以下の記事で仮想通貨の始め方について記載していますので、ご参考頂ければと思います。