本記事は転職活動についての記事です。
今回は、私が転職活動を成功させる上で事前に調査した内容のまとめとなります。
10件以上の転職関連の書籍、動画、記事を確認し、共通する項目を体系化しました。
基本的には、自身の備忘録として記載しますが、同じように転職活動されている方の参考になればと思います。
・どんな質問が想定されるのか知りたい人
・事前準備を何すれば良いかわからない人
転職活動の実態を確認
転職活動は難しいと感じられる方も多いと思います。その原因の一部は転職活動の総合データにあるかと思います。
データを見て、自分の能力では難しいのでは?能力の高い人だけしか選ばれないのでは?と消極的になってしまうのではないでしょうか。
なお、2024年現在の転職活動の通過率は以下のように言われています。
- 書類選考の通過率は20%から30%程度
- 一次面接の通過率は30%程度
- 最終選考の通過率は50%程度
知らなかった人には「そんな低いのか!」と思うかもしれませんが、先ほどの書いた通りこれはあくまで総合データの値です。
仮に具体的な数値で見るとわかりやすくなります。
- 100人の応募者がいた場合、通過は30人程度
- 30人の中から一次選考を突破できるのは10人程度
- 10人最終選考者から5名を採用
このように応募者の総数が多い人気求人だと上記のような数値になります。
上記で見ると「そりゃそうだよな」と思って頂けるかと思います。しかし、逆の視点では「応募の少ない募集は書類通過率も上がる」と考えられます。
そのため、ご自身の志望する企業によって、この数値は変わってきます。
個人的には「通過率を気にすることはない」と考えています。
ここを気にするよりも「相手がどのような人を求めているのか」にフォーカスすると良いです。
つまり、最終選考まで行ったから大丈夫と慢心は禁物です。また、書類選考で落ちてばかりだから諦める必要はありません。
転職活動がうまくいく人といかない人では自身のアピールに差があります。
では、どのようにアピールすると内定に近づけるのでしょうか?
転職先のどの企業も知りたいポイントは基本的に変わりません。
- 再現性(前職や現職のように即戦力としてビジネスに貢献できるか)
- 継続性(採用コストに見合うだけ勤続してもらえるか)
この2点のみです。この部分を抽象的にならず、具体的にアピールできるかで転職の成功率が変わってきます。
再現性(前職や現職のように即戦力としてビジネスに貢献できるか)
再現性とは、「前職や現職での事業貢献を転職先で即実現できるか」ということです。
転職先企業は即戦力を期待します。そのため、一から教育して育てるという視点よりも利益を生むかを重視します。
面接で以下のような質問が多いです。
- あなたの強みはなんですか?
- どのような経験を積まれてますか?
- 苦労した仕事はなんですか?
- 課題があった際、どのように乗り越えましたか?
ここで聞かれていることは「自己PR」と「職務経歴」です。そのため、実体験をベースに言語化できる準備をしておきましょう。
重要なポイントを端的に言えば「具体的な工夫」を話すことです。こちらを話す上で、適切に分割して話をしていきましょう。
- どのような課題があったか
- どのように工夫をしたか
- 結果どうなったのか
ポイントを整理して説明することで簡潔で論理的な説明ができます。それにより、相手に正しく伝わります。
特にここでは結果の数値は重視されません。重視されるポイントは以下です。
- どのようなスキルセットで実現したか(プレイヤー業務)
- その実現に向け、関係者をどのように動かしたか(マネジメント業務)
プレイヤーのスキルセットは、事業貢献できるか重要なポイントのため、具体的な工夫も交えて話しましょう。
マネジメントのスキルについては、ある場合は具体的な工夫を交えて話しましょう。
ない場合も、人はキャリアアップしていくとマネジメントする業務にあたるため、こうしていきたいと話していきましょう。
このように話すことで、長期的なビジョンをアピールすることもできます。
大事なことは、相手の求める情報を正しく伝えるためにも「求人情報」に書かれている「求める人材」を入念に見ておくことです。
必須と書かれている項目に対して話をしていくことこそが非常に大事となります。
もし可能であれば、この実体験をベースに転職先企業での活かし方、仕組み化はどのようにできるかを考えておくと良いです。
継続性(採用コストに見合うだけ勤続してもらえるか)
企業にとって、採用活動は非常にコストがかかるものです。
リクルート系のサイトに情報掲載する上で非常に大きな金額がかかっています。
つまり、企業からすればすぐに辞められると損失が大きいため、辞めない人材を求めます。
勤続年数が長い人であれば心配ないかもしれませんが、短い人の場合は継続してもらえるかを厳しく見られるため注意しましょう。
ここで聞かれる質問は以下のようなものが想定されます。
- なぜ当社を志望したのか?
- なぜこの業界を選んだのか?
- なぜ転職をしたいのか?
- 今の会社ではなぜダメなのか?
ここで聞かれていることは「志望理由」と「転職動機」です。
これまで働いていた会社を辞めるための転職ですからネガティブな理由となりますが、ここはポジティブに返しましょう。
- 以前の会社の不平不満はNG
- 転職希望の会社が実現したいこととマッチしている
ここでの重要なポイントは「志望理由」が明確であることです。
- 転職したいという軸は何か?
- 志望企業はどのような魅力のある企業か?
- 転職と志望企業のマッチングがあるか?
話する時は以下のように分解して話をすると良いでしょう。
- 前職の課題感を改善を試みたが、難しかった理由
- 志望企業の業態やビジネスで課題解決の実現性を説明
- 転職を希望した動機
これらをポジティブな視点で述べることで、継続してもらえるかどうかを判断してもらえます。
気をつけたいこと
最後に、気をつけることです。転職には、どうしても後ろ向きな質問をされる場合があります。
- 以前の会社ではどうしてダメだったのか?
- 不満があったのか?
- なぜ異動したのか?
- なぜ降格したのか?
それらについても課題を述べ、解決策を考えたことは述べましょう。
相手の企業は、不平不満を聞きたいわけではなく、どのようなスキルセットを持っているかを知りたいのです。
面接においては、最後に何かありますか?などの質問をされます。
その際に何もないという状態は良くありません。会社に興味があれば、働きたいのであれば逆質問は必ず生まれるはずです。
そのため、事前に転職先企業の「求める人材」の部分を読み込み、以下のような質問を具体化して用意しておきましょう。
- どのような仕事を任されるのか?
- 実現できることは何か?
- キャリアプランについてどうなっているのか?
これらは絶対に用意しておくべき項目です。
まとめ
改めてポイントを書きます。
再現性はあるか
前職や現職のように即戦力としてビジネスに貢献できるかを問われます。
- 課題はどのようなことがあったか
- 具体的にどのように工夫したか
- 結果どうなったか
継続性はあるか
採用コストに見合うだけ勤続してもらえるかを問われます。
- 転職したいという軸は何か?
- 志望企業はどのような魅力のある企業か?
- 転職と志望企業のマッチングがあるか?
これらを考えることが大事です。
特に自己分析においても、面接対策においても分解力が求められます。
自分はどのような人物か?どのような課題があるか?を分解して、マインドマップやロジックツリーを作ることをおすすめします。
皆さんの転職活動がうまくいきますように祈っております。